ようこそ、おこしやす、修学院 式と申します。
今の京、昔の京、思いつくままに書き散らかしてます。どうぞ、ごゆるりと。
 
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2008.06.30 Monday
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お江戸は遠おした
昨日のお話とは逆なんですけど、わたしの下の叔父は東京から嫁をめとりました。ふたりは留学先のモスクワで出会うて、そのまま互いを伴侶にしたんですけど、驚いたんは嫁の父親です。モスクワから帰ってきたら直ぐに、縁もゆかりもない京都へ嫁ぐことになったんですから。「一体どうゆうことだあ!」って血相かえて京都に乗り込んできはったそうです。

叔父の父親、つまりわたしの祖父はお父上をお迎えすると、ご挨拶もそこそこに祇園町のお座敷へお連れしたそうです。ひととおりの口上を終えると、「ほな、歓迎の舞を..」ったら言い出して、扇子を片手にとうとうと舞をやらかしたんです。これには生真面目でちょっと頑固な江戸っ子のお父上、えらい面食らってしまわはって、すっかり気勢をそがれはったて聞いてます。

似たようなお話はたんとありまして、祖母方の実家では法事になると、親族皆で火鉢を囲みながら、故人を偲んで和歌を詠まはるのが常で、やっぱり、遠方からのお客様をびっくりさせたはったみたいです。

本人たちは全然悪気はのうて、ことさらに風流心をきどってた訳やあらへんのです。テレビも無かったむかしのこと、今以上に文化風習のちがいは大きかったんやとおもいます。ゆうたら、京都がまだ外の世間を知ってへん、純粋に京都らしい最後やったんかもしれまへんなぁ。

そんな祖父も晩年はテレビで「銭形平次」たら「大岡越前」たら、そら一生懸命見たはりましたわ。ちょっとはお江戸を学ばはったことでしょう。

嫁いできた叔母は今も元気で京都に住んでます。もうあれから、五十年近くになるんやろうけど、いまでもしっかり東京弁をしゃべったはりますわ。あづまも京もあれへん、おなごはんがいちばん強おす。
2006.06.27 Tuesday
| 中京の思い出 | comments(4) | trackbacks(0) |
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2008.06.30 Monday
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この記事に関するコメント
私もあづまおんなです〜〜

どんなに耳が慣れても、京言葉ははなせません。
びみょ〜〜に、違うのが、きもちわるいから普通にしゃべれ。といわれます。

しかも、わからないので、おとこはんのことばを真似てみたり、芸妓さんの言葉を真似てみたり。「おうちの奥さん」の言葉は違うそうで。

ましてや、修学院さんのおっしゃるように、中京ことば、とかいろいろあると、もう、おてあげです。

ひとり、お手本がきっちりいはったらよいのでしょうか。。。
と、おもいつつ、英語のほうがよっぽど簡単です〜〜


舞をひとさし、和歌を一句、やはり、京のみやこは違います!!!

そんなひとびとのくらしの積み重ねが、なんともあでやかな都の色をつむいでいるのでしょう。。


先日、川上というお料理屋さんに連れて行っていただきました。とってもおいしかった。
かざらない、演出しない、包丁一本の祇園の高質。
いい感じでした!


さあ、明日も京都。
でも、洋食。。。
| みんみん |
>みんみん様
ようこそ、おこしやす。
やっぱり、テレビの影響やとおもいますけど、京都のことばも大阪のようになってきてます。多少へんでも、みなさんどんどん京ことばをつこてほしいです。わたしもええ加減なことばつかいですけど、つかわれへんようになったことばはのうなっていくだけですし、それは何より寂しいことです。
| 修学院小習 |
日常の出来事がよその土地のものからは随分とかけ離れた世界に見えてしまうのですね。
同じ地域に暮らしていても御宅によって習慣とされていることは やはり違いますものね。
お土地柄となればなおいっそう特色が出てきますから よそからお出でになった方は戸惑われても仕方ありません。

京都は古くからの様々な慣習などもおありでしょうが 馴染むのが大変でも皆から愛される素晴らしいところだと思います。

京都の日常は私にとっては異文化です。修学院小習さんのお書きになる日記は憧れの地京都の様子を垣間見ることの出来る素敵な空間です。
ガラガラっと格子戸を開けるとそこから先に綴られた京都の風情が伝わってくる世界がある・・・そんな感じでしょうか。
| シンタ・シーコ |
>シンタ・シーコ様
ようこそ、おこしやす。
昔、祖父が家で、唄や舞を練習してたんが、幼心になんや不気味で嫌でしたわ。なにひとつ好きになれへん京都でしたけど、どうゆう風の吹き回しか、守れるもんは守って行きたいし、伝えられるもんは伝えていきたいて今はおもてます。
| 修学院小習 |
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