ようこそ、おこしやす、修学院 式と申します。
今の京、昔の京、思いつくままに書き散らかしてます。どうぞ、ごゆるりと。
 
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2008.06.30 Monday
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四条が境です
四条通は八坂さんの石段へとつづく、京都の目抜き通りです。大丸はんはじめ、古くからの有名なおたなが立ち並んでいます。せやけど最近はだんだん老舗てゆわれるおたなもひとつひとつのうなってきて、寂しいかぎりです。

この四条通、下京区と中京区を分けてる境なんですけど、どうゆう訳か通りに面したおたなは北も南もぜぇんぶ下京になってます。実は中京が出来たんはつい最近、明治の頃で、伝統ある下京の名ぁに、四条の名だたるおたなが結束してこだわらはったらしいです。

わたしはこの四条のおたなで育ったんですけど、ちょっと越境して中京の小学校へ行かしてもろてました。そのせいか、どうにもお家が下京ゆう感じは全然あらしまへんかったですなぁ。下京は人通りもすけないし、子供心になんとのう入って行きにくかったんを覚えてます。

錦とか客商売のおたなが多いせいか、中京は、ぱあっとした明るさがあるようにおもいます。ひょっとしたら、中京の歴史の浅さが、町の明るさに繋がってるのかもしれまへんな。わたしは下京は詳しないですけど、中の道にもしっとりした落ち着きがあって、大路いっぽん隔てると、町の空気も微妙にちごてきます。
2006.06.16 Friday
| 中京の思い出 | comments(5) | trackbacks(0) |
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2008.06.30 Monday
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この記事に関するコメント
こんにちは。
また遊びに来ました。

そうなんですね。四条を境に、国境みたいですね。京都の方に、中京の言葉と左京の言葉も全然違う。いうたら、中京出身の奥様が、左京言葉の旦那様をコケにしはるらしいんです。そんな上下があるんですねえ。

京言葉にも、お公家さん、花街、西陣、みたいに、職業柄の違いがあるのは知ってましたけど、地域でもまた、違うんですねえ。

具体的にどうちがって、なんで中京がえばりはるのか、興味あります。御存知だったら教えてくださいませ。
| みんみん |
まちがえました。

中京 vs 右京 でした。
| みんみん |
>みんみん様
ようこそ、おこしやす。
そうですなぁ、正直ゆうて、中京のもんから見れば、道がちゃんと碁盤の目になってて、上がる下がるでいえへん場所は、もう洛外やとおもいますなぁ。ことばも右京のほうはなんやあらけない気ぃもします。ただ、ことばはお人やお家でいろいろやし、一概にはいえまへんわなぁ。単語そのもんよりも、喋り方やイントネーションのほうが特徴があるんかもしれまへん。せやけど、中京がえらそぶってるんやのうて、ただ違うゆうだけなんです。嵯峨野とか、おむろとか、右京は歴史があって、ええとこがたんとあります。下に見てるんやのうて、早い話、あんまりよそさんに興味が無いだけなんやておもいますわ。
| 修学院小習 |
なるほど〜!
碁盤の目が目安なんですね。

そして、その碁盤の中が京都、外は洛外。ですね。確かに、私などから見たらどこも市内なのに、北野にお住まいのお友達が、大原の里に別邸の庵をむすばはりました。嵯峨野におすまいのお友達は、南禅寺に別邸をかまえはりました。

なんで、市内にふたつもみっつも??
と思っていたのが、
修学院さんのおかげでなぞが解けました。

イントネーションのちがいとか、だんだんわかるようになりたいです。
| みんみn |
>みんみん様
ようこそ、おこしやす。

わたしもことばはいろいろ混じってますし、若いおひとなど、もう、京都弁でもあらしまへんけど、なるべく綺麗な京ことばを残していきたいて、おもいます。

余談ですけど、京都のおひと、特に旧家は他府県に別荘をもたはらへんのです。暑さ寒さの厳しいとこやのに、不思議ですなぁ。みなさん京都の外は関心があらしませんのやろねぇ。
| 修学院小習 |
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