ご無沙汰してるあいだに、すっかり春めいてきました。桜は二分咲き、三分咲きゆうとこですやろか、洛中はこれからしばらく賑やかなことになるでしょう。
京都はどこへ行ってもそれぞれの趣をもった桜が見られますなぁ。よう、どこの桜がお奨めですかって聞かれますけど、ほんまに色々ありすぎて..、「どうぞ、お好みで」としか答えようがあらしまへん。
今月の
「京都見聞録」では疎水の桜について書かせてもうてます。お手隙の折りにどうぞ、お目通しください。
お花見たら賑やかなんは苦手ですけど、庵の社中の方々と、山桜の下でお茶会をゆうことになって、来週は京北町まで行ってきます。
そうゆうたら、光源氏が紫の上と初めておうたんは、やっぱり桜咲く北山の奥深い里でしたねぇ。「若紫」の巻を読み直してみましょか。