ようこそ、おこしやす、修学院 式と申します。
今の京、昔の京、思いつくままに書き散らかしてます。どうぞ、ごゆるりと。
 
<< 白梅に雪景色 | main | 江ノ島に詣でました >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

2008.06.30 Monday
| - | - | - |
蝋燭の灯りがゆれて
今宵は夜噺の茶事をさせてもらいました。その名のとおり、お日さんが沈んでからの茶席です。底冷えのする暗い露地を、燭台を片手にお席入りすると、茶室は何本かの和蝋燭に照らされて、ふしぎな気配がただよってました。

蝋燭の灯りゆうんわ、電気みたいに明るいもんやのうて、座敷のそこ此処に闇をつくりだします。闇はゆれながら姿を変えて、此処とちがうどこかへ、深こう繋がってるようでした。

夜噺ゆうても、そんなお話しすることなどあらしまへん。静まりかえった座敷に、しゅうしゅうお湯の沸く音が、どんどん、どんどん大きい聞こえてきて、お床の飾りがすうっと遠のいて、片目をつぶったようにまわりの距離がつかめへんようになりました。刹那、おもてで「カン」と乾いた拍子木が鳴って、どなたはんが打ったはるんやろと頭をめぐらすと、座敷はもとの茶席にもどってました。

今宵のような景色を幽玄とゆうんかどうかは、わからしまへんけど、きっとむかしは闇と灯が仲良うひとつ屋根に暮らしていたんやとおもいます。

あっ、行灯はそんな明るいもんやあらしません。悪代官と大黒屋のシーンは、たんと焚かんと小判は光らしまへんなぁ。
2007.02.03 Saturday
| お茶のこと | comments(10) | - |
スポンサーサイト
2008.06.30 Monday
| - | - | - |
この記事に関するコメント
燭台を片手にお席入り・・・う〜ん、なんだかぞくぞくわくわくする感じですね〜!
そして、お茶室には和蝋燭ですか?
光と影、闇・・人でない者までも紛れ込んできそうですね〜!^^
茶室は何やら、異空間な感じがします。
幽玄の世界を作り出してしまう、そんな雰囲気があります。

電気がない時代は、皆、夜はそういう闇と灯の中で暮らしてきたのですよね〜。
| ルナ |
夜噺はお茶の究極の楽しみ方でですよね
ほんと異次元の世界です
茶室という空間に入ってしまいます

昔々に夜噺の亭主を努めたのを思い出しました
右も左もわからないまま、先生に助けられて、なんとか努めました      余裕が無くて、無限の時間を感じられなかった気がします   
今でも灯心のジジッという音覚えています
| まりー |
まいどです!

急やけど、12日にソッチに行きます。
14日までいます。
お茶入れてや。
| smilly あつし |
夜ばなし、いいですねー。
私も2週間後にいよいよ。初です。
暗黒の世界にゆれるろうそく、行灯、寒い中に用意された心づくしを楽しみたいと思います!
| m-tamago |
こちらでは初めまして。
私も昨日夜咄の茶事を経験させてもらいました。
職場の部活動の一環なので、役は途中で交替し、
亭主と正客(笑)でした。
楽しかったのですが、
正午の茶事がきちんとできないと難しいですね。
まさに『十よりかえるもとのその一』だと思いました。
| 歌織 |
>ルナ様
ようこそ、おこしやす。

やはり電気の無い座敷は独特の気配があります。人で無いものもいてる気がします。電気の無い時代は、そういった魔と人が共存してたんでしょうねぇ。PHOTOの方にもちょっと載せてますんで、よかったらどうぞ。
| 修学院小習 |
>まりー様
ようこそ、おこしやす。

嗚呼、ほんまにあのジジって音はこころの深いところへ、忍んでくる音ですねぇ。わたしもとても余裕などはあらしまへなんでした。一座もろとも、異次元に取り込まれるひとときでした。来年も、また出来たらと思てます。
| 修学院小習 |
>smilly あつし様
ようこそ、おこしやす。

お待ち申し上げてます。こころ込めて、一服ご用意させてもらいますさかい、入洛の折はまづご連絡を下さい。
| 修学院小習 |
>m-tamago様
ようこそ、おこしやす。

お炭の綺麗さは例えようもありまへん。ただ、露地は寒いです(笑)お風邪など召されませんように、どうぞ、こころゆくまでお楽しみ下さい。いつか灯火オフやりましょか!
| |
>歌織様
ようこそ、おこしやす。

そうですねぇ。なにぶん辺りが暗いんで、身体で覚えてんとむつかしとこがありますねぇ。特に炭斗の中は真っ暗で、どこに炭があるんか手探りで往生しました。また、きちんと一からお稽古せんとて思てます。
| 修学院小習 |
コメントする