ようこそ、おこしやす、修学院 式と申します。
今の京、昔の京、思いつくままに書き散らかしてます。どうぞ、ごゆるりと。
 
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2008.06.30 Monday
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無明の庭
お茶の粉をすくう茶杓とゆうお道具があります。小さいスプーンゆうか、大きい耳かきゆうか..。茶杓はひとつひとつ名前がついてて、今時分でしたら「紅葉狩」や「野菊」など季節にちなんだ名前が多いです。即席でその名を考えるのもお稽古のうちで、これが意外とむつかしいことです。

今日のお稽古でせんせに「無銘」ゆう名前の茶杓があるて教わりました。深い意味までは、お聞きする時間もあらしまへんでしたけど、名の無い名前ゆうのも、けったいなもんですなぁ。だいたい、この手のけったいな理屈は、禅宗からみのことやおもいます。じつはお茶と禅とは、浅からぬご縁があるそうですけど、このお話はまたそのうちに。

今日のお稽古は、とっぷりと日も暮れてましたので、濡れ縁にぽつっと置いたぁる、小さな飾り灯ひとつがその周りを、おぼろに照らしてるだけで、お庭は暗ろうて、木々や石組みは、宵に身をじっとしずめてました。こちらは無明ですわなぁ。

きょうび、あちこちのお寺のお庭がライトアップされてて、それは綺麗なもんですけど、漆喰の闇を見て、そこに潜む「気」を感じて、畏れ敬うのは、自然なお庭とのつきあい方やとおもいます。

今日は、茶杓の名前を聞かれたときに、何を思たか、「蔦楓でございます」とやらかしてしもて、せんせに「そんなん、朝顔チューリップてゆうてるようなもんやで」てえらいつっこまれてしまいましたわ。わたしこそ無明なことです。
2006.11.24 Friday
| お庭のこと | comments(4) | - |
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2008.06.30 Monday
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この記事に関するコメント
初めまして、mixiのコミュを通じてお邪魔させて頂きました。
いつも素敵な文章をお書きになっていて、読むと気持ちが落ち着きます。これからも、読ませていただくのを楽しみにしています。


「無明の庭」を私も希望します。
夜の空や闇を感じることも、お庭の良さのひとつなのではないかと思います。
| eno |
>eco様
ようこそ、おこしやす。

いつも、拙文を読んでいただいてるとのこと、ありがとうございます。きっと平安のむかしは、今より月星はずっと明るく、闇はずっと深かったんでしょうねぇ。その面持ちで暮らしてみたい気もします。
| 修学院小習 |
漆喰の闇、灯り、いいですね。
これから暁の茶事、夜ばなしといったまさに闇と灯りを楽しむ茶事の季節です。私も早く体験したいのですがー。
茶杓の銘はいつも悩むことですね。。。。
| m-tamago |
>m-tamago 様
ようこそ、おこしやす。

ゆらめく蝋燭の灯で茶室に光と影がまじりあう中での、ひとときは幻想的で、となりに座ったはる見慣れたおひとが別人に見えたりします。是非、体験してみてください。
| 修学院小習 |
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