ようこそ、おこしやす、修学院 式と申します。
今の京、昔の京、思いつくままに書き散らかしてます。どうぞ、ごゆるりと。
 
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2008.06.30 Monday
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時の調子
今日の庵は、いつになくぎょうさんのお社中が来たはりました。お釜ひとつでは足らんと、広間の二カ所でお稽古が同時進行してる様は、えらい賑やかなことでした。せんせなど、あっちみて、こっちみて、カメレオンの目ぇみたいになったはりましたわ。

いろんなおひとのお手前を見させてもうてますと、その時々で、微妙に所作がちごてます。時の調子とでもゆうんでしょうか、気の張ったはるときは、堂々と、なんやへこんだはるときは、よるべなさげに映りますなぁ。お手前は性格がよう出るて聞きますけど、気持ちまであらわすもんなんですねぇ。

どんなときでも、一定の所作で、揺れることのない心もちを持つのが「道」とゆうもんなんでしょうけど、お月さんのように、その時々で見え方が変わるのも、また風情があってよろしいのとちゃいますやろか。そうゆうおひとのしらべが聴こえてくるのは、愉しいことです。

いや、またちょっと生意気ゆうてしまいました。「そんな言い草は五千年早いえ」てカメレオンに噛みつかれてしまいますわ。
2006.10.14 Saturday
| お茶のこと | comments(4) | - |
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2008.06.30 Monday
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この記事に関するコメント
おっしゃるとおりですね、その時、気持ちによって同じ人でもお点前の様子が違う。
私も身に覚えがあります。。。調子が出ない時もあれば、思いがけずスラスラとお点前が進むこともあり。
気持ちによって変化するのは味わいがあると思うものの、基本はぶれずによい方に変化したいもの、と思ってしまいます。
土曜稽古の私は、金曜の夜飲み会があった時は覿面に点前に反映されます(笑)
| m-tamago |
>m-tamago様
ようこそ、おこしやす。

本居宣長は源氏物語のくだくだしき様について、「くもりなき鏡にうつして、むかいたらむ」如くと評したはります。あるいは「おほかたの人のまことの情といふ物は、女童のごとく、みれんに、おろかなる物也、男らしく、きつとしてかしこきは、実の情にあらず、それはうはべをつくろひ、かざりたる物也。」ともゆうたはります。かたや禅三昧、茶三昧の世界があって、和とひとことでゆうてもいろいろですなぁ。

時の調子を奏でるのを、是とするか非とするか、悩めるくらいに早よう上達したいもんですわ。カメレオンにだめだしされて、「そんなん聞いてまへんわ」「いいえ、もう教えたぁることです!」たら問答してるようでは、先はといとい道です。
| 修学院小習 |
「時の調子」・・・この言葉に暫しうっとりしてしまいました。

揺るぎないことへの安心感もよいのですが 時の調子から伺えるその時々のしらべを楽しむと言うのも 趣があって素敵です。

言葉のプレゼントを頂いたようで 何だかとっても嬉しくなりました。
| シンタ・シーコ |
>シンタ・シーコ様
ようこそ、おこしやす。

わたしも、大好きなことばです。
もとは世阿弥のことばやとおもいますけど、雅楽の音階も季節ごとにちごうて、こちらも時の調子てゆわはるそうです。
きっとシンタ・シーコ様はお仕事を通じて、日々実感されたはることばでしょうねぇ。
| 修学院小習 |
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