昨日はあれから、すぐねきの黒谷のお寺の境内をお散歩して、岡崎から南禅寺をひやかして、けっこうな運動になりました。連休明けで閑散としてるかとおもいきや、黒谷では幼稚園のお子がようけ、きゃあきゃあゆうて遊んでて、南禅寺では下校時の東山高校の学生はんたちが、やっぱり道にあふれかえってて、わーわーと..。とても「ものおもふ」などの風情ではあらしまへんでしたわ。
「まぁ、元気で賑やかでよろしい。」
帰りはちょっと足のばして、四条のおたなに顔を出してきました。母や叔母と世間話してますと、歳取った店員さんが、ちょっとこれやってぇなと。台紙からシールをはがす作業なんですけど、たしかにこれはお年寄りにはつらいやろなぁ。わたしも、最近、老眼がきて、情けないことになってますさかい、ほうほうの体でなんとかはがしました。
うちのおたなは古いひとがけっこういてます。小さい頃、キャッチボールとかして遊んでもうた方々が、今も元気に働いたはるんを見れるんは、なにより嬉しいことです。きっと、あのひとらがおたなにいんようになるときは、先代か、先々代のとこへいってくれはるときやろなとおもてます。わたしなどがゆう立場やあらしまへんけど、ここでだけ、ひっそりゆわしてもらいます。
「ながいあいだ、ほんまにおおきに。長生きしてや。」
しばらく、縁側からお庭をながめた後、なんでか、叔母に缶ビールとさつまいもを持たされて、おたなを後にしました。処分に困って、結局、四条大橋のねきで、もらいもんを頂きながら、小一時間、夕方の鴨川の風に吹かれてました。そういえば、江戸時代にうちの初代はこの橋にござを広げて、商いを始めたて聞いてます。