ようこそ、おこしやす、修学院 式と申します。
今の京、昔の京、思いつくままに書き散らかしてます。どうぞ、ごゆるりと。
 
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2008.06.30 Monday
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夏越の祓


「風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける」と百人一首に歌われてます、夏越の祓がことしも今宵、行われました。松明に朱と照らされた小川を、紙のヒトガタが、ゆらゆらと下る景色はいつもなんやもの悲しいもんです。せやけど、水面をわたる風は夏のかほりをほんのり含んで、袂にひいやりとどまります。茅の輪をくぐれば、こころの内に祇園囃子も鳴り出します。京都の夏が始まりました。



うちに帰ったら、水無月をよばれて、一段落です。


2008.06.30 Monday
| 京の歳時記 | comments(22) | - |
葵祭


清々しく晴れ渡った今日は、葵祭が行われました。今年の斎王代は菊乃井の若女将さんやそうで、新調しゃはった十二単姿は遠目にも、えらいあでやかでした。参拝席の中は車争いならぬ、カメラ争いで、写真を撮りに立ったはる方々に、後ろから「わたしら、はよから来てんのに、なんであんたら前に立つの!」とお叱りの声が聞こえたり..、千年前と変わらんと、まあ、賑やかなことでした。



長く続くお祭りも「走馬の儀」をもって、終わりますけど、実はこのあと、賀茂族の方々によって、境内の裏の御阿礼野で、もういちど「走馬の儀」が行われるんです。この儀が行われる場所は、平安の昔、代々の斎王がお祭りの夜にお泊まりになられた、御阿礼所前の神館(こうだて)跡です。きっと、いにしえの斎の方々も、森の中を疾駆する、美しい馬の姿を愛でられたことやと思います。
2008.05.15 Thursday
| 京の歳時記 | comments(2) | - |
花彼岸
東京でははや、桜が咲いたそうです。きのうはおはぎもよばれましたし、いよいよ、春も盛りですねぇ。

ねがはくは 花のもとにて 春死なむ
そのきさらぎの 望月の頃

そのことのは通り、西行はんの命日は明日やそうです。月の光を透かしてみる桜花に、なにを想て、その波乱の人生を終えはったんですやろ。享年、73歳。わたしなどまだ、ピヨピヨです。もうしばらく、なんの花のもとでか、考えさせてもらいましょ。
2008.03.22 Saturday
| 京の歳時記 | comments(5) | - |
雪のお彼岸
雪のお彼岸になりました。お墓に参らはった方には、おしょらいさんが白う舞うたはったように思えたことでしょう。冬が緩んでほっとした心には、初春の寒さはつらいもんがありますけど、白い彼岸はまたしみじみしたもんかも知れまへん。

明日からは旧暦で如月にはいります。


願わくば

花の下にて 春死なん

その望月の 如月の頃

(西行)


生涯、花を想たはった西行はんの「頃」がじきに来ますねぇ。このお歌を読んでますと、やっぱり如月は二月やのうて、花の時分なんがよう分かります。

白から桜へ、季節が変わっていきます。
2007.03.18 Sunday
| 京の歳時記 | comments(3) | - |
春彼岸
ここんとこ、寒の戻りがきびしいですねぇ。明日からは彼岸の入りです。ぼちぼちぬくなって来たらいいんですけど、鳥辺山はまだまだ寒そうです。ほんまはゆっくりお墓参りに行きたいんですけど、此岸のもろもろで思うようにはいかしません。

そんなんで、今日は一日お掃除してました。思てたよりも時間がかかってしもて、終わったらくたくたで、ぼた餅ももうよう買いに行かれしまへんでした。

せやけど、わたしはぼた餅よりも、桜餅のほうがずっと好きですわ。塩づけの桜の葉ぁの香りがなんとも春らしいです。お齊をよばれたら、あとは桜を待つばかりです。

あっ、そうゆうたら奈良のお水取りはもう終わったんですねぇ。まだ一度も見たことがのうて、今年はて思てたんですけど..、また来年ですわ。
2007.03.17 Saturday
| 京の歳時記 | comments(4) | - |
下鴨さんの流し雛
朝から「流し雛」を見に下鴨さんに行ってきました。早めに行ったつもりが、着いたらもう境内はたんとのおひとでごったがえしてて、みなさんの頭越しに、いつもの井上社がえらい遠ぉ感じました。

ひとがたを流さはるとこまでは見てたんですけど、人混みに耐えきれんと早々に引き上げてきました。帰り道、糺す森にさすお日さんは、ぽかぽか暖こうて、瀬見の小川の水面がきらきら光るんを眺めてますと、不意に「ごぉにんばやしのふえたいこぉ」って元気なお子たちのお歌が聞こえてきました。

近くの幼稚園から式に参加してたお子たち、神官の方々がご祈祷しはるんを長い間じっと座って辛抱してたんやろねぇ、出番となるとちょっと調子外れのお声が森の隅々まで響いてました。
2007.03.03 Saturday
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ほうらく割りをしました
ほんまに寒い一日でした。水屋で道具を洗てても、手ぇがしびれるようでしたわ。せんせも風邪気味やそうで、鬼の霍乱ですやろか。お鬼は外!たらゆうたらえらい怒られるんやろなぁ..。

そうゆうたら、昔に「お鬼は内!、福は内!」てどなたかがゆうてた記憶があるんですけど、どうゆう謂われやったんでしょう。

庵につくとイワシが玄関で迎えてくれました。今日は節分、鬼やらいのお茶会で、いつもの三友居さんのお弁当をよばれながら、「ほうらく割り」をしてみました。吉兆さんみたいで楽しかったですわぁ。あ、せやけど、本家は吉兆さんのうて、壬生寺です。

「ほうらく」ゆうんわ、土で出来た大きなお皿で、二枚反対に重ねて結わえたあって、これを割って、厄を祓います。割った中からは「さわら」のお魚が出てきて、これがまた美味しいことでした。
2007.02.02 Friday
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まだ師走です
二月に入りました。明日は雪やそうで、今晩は修学院はえらい冷え込んでます。やっぱり、そうそう一直線には春は来いひんもんですねぇ。

旧暦では二月はまだまだ遠いです。そのときが訪れたら「如月」と称しましょうか。そうすると今は師走なかばで、二月一日とゆうことになりますなぁ。変なような、ぴったりするような..、うん、当分これでいきましょか。

今年は梅がずいぶんはよ咲いてるようで、ちょっとカンが狂いますわ。平安のむかしは桜やのうて、梅が春告花として親しまれてたみたいですけど、わたしも、梅はなんとも思い入れのある花です。

さて、もうすぐ節分会です。いつものMBSさんのサイトにコラムがあっぷされてます。お暇な折りに、ご見聞ください。
2007.02.01 Thursday
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春が立ちます
昨日は旧正月のお話をしましたけど、今日は立春のお歌を..。

袖ひちて 

むすびし水の こほれるを 

春立つ今日の 風やとくらむ

(紀貫之)

「冬に凍った水を袖をぬらして掬うてたんが、立春の今日からは、春風が氷りをとかしてくれますやろ。」

なんとも、爽やかで明るいお歌ですねえ。朝いちばんに水を汲みに行った景色ですやろか。秋が夜長が似合うのに比して、春は朝に迎えるもんなんかもしれまへん。

水瓶にはった氷も、冬の暗い冷たさはのうて、きらきらと溶けゆく姿を見せてくれます。そうゆうたら今年は年内立春でしたなぁ。旧正月の元旦が立春の後にきます。

なんにしても春の立つまで、あと一週間。
こころ踊ります。

あっ、せやけど早起きせなあきまへんねぇ..。
2007.01.27 Saturday
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昔のお正月
今日は来週にある節分の茶会のお稽古をしてきました。
節分は文字通り、節を分けるとゆうことで、冬から春への境の日ぃとされてます。季節の変わり目に乗じて悪いもんが入ってきいひんようにお祓いをしたんが始まりやそうです。

旧暦では節分は立春の前日で、元日にちかい日ぃになります。せやから、豆撒きとお正月はセットみたいなもんやったんでしょうねぇ。

お正月を初春とか新春といいますけど、昔は「春の気たつをもつてなり」たらゆうて、ようは春の最初が年の最初てゆう考えで暦がつくられてたんやとおもいます。

天神さんの初梅も咲いたそうですし、鶯がお庭に遊びに来るのもそう遠いことやあらへんでしょう。春の始まりとともに始まる旧暦の新年は、今よりおめでたい気がします。
2007.01.26 Friday
| 京の歳時記 | comments(2) | - |